最終更新:2025/03/31

FX自動売買に最適なVPSとは?メリットやおすすめのスペック、選び方を解説

VPSとは?

まずは、VPSとはどういうものなのかについて解説していきます。

  • VPSとは?
  • FX自動取引にVPSが必要な理由
  • 国内VPSと海外VPSの違い

国内VPSと海外VPSの違いについても触れていくので、ぜひチェックしてみてください。

VPSとは?

VPSとは、Virtual Private Serverの略で、日本語では「仮想専用サーバー」と呼ばれています。物理的なサーバーを仮想的に分割し、専用サーバーのように使用できる技術です。通常、インターネットを利用する際には、自宅のパソコンやスマホなどの端末を使用しますが、VPSを活用すると、クラウド上の仮想サーバーをリモートで操作できるようになります。

VPSは、個人が専用のサーバーを持つのと同じような環境ですが、電力費用を節約できる点が特徴です。また、VPSはネットワークの影響を受けにくいというメリットもあるため、安定した動作環境を必要とするシステムやアプリの運用に適しています。

特に、FXの自動取引においては、VPSが重要な役割を果たします。以下の見出しにて、FX自動取引にVPSが必要な理由について詳しく解説します。

FX自動取引にVPSが必要な理由

FX自動取引(EA)では、24時間取引できるため、少しの遅延が損益に繋がります。自宅のパソコンで自動売買ソフトを稼働させることも可能ですが、パソコンの電源を常時入れておく必要があります。

そのため、停電や回線トラブルが発生した場合に取引が停止してしまうリスクがあります。また、Windowsのアップデートやパソコンの不具合により、自動売買(EA)ができなくなる可能性もあります。そこで、これらのリスクを回避するために、VPSが活用されます。

VPSを利用すると、FXの自動売買をクラウド環境で実行できるため、パソコンの電源を入れ続ける必要がなくなります。また、VPSは、データセンターに設置されているので、停電や回線トラブルの影響を受けにくく、安定した取引環境で取引を継続できます。

また、VPSはインターネット回線の速度や安定性にも優れているため、安定した通信環境でFXの自動売買が可能です。

国内VPSと海外VPSの違い

VPSを利用する際には、国内VPSと海外VPSのどちらを選ぶかも重要なポイントとなります。各VPSには特徴があり、用途に応じて適切なものを選ぶことが大切です。

国内VPSの最大のメリットは、通信の遅延が少ないことです。国内のFX業者を利用する場合、日本国内にあるデータセンターが提供するVPSを利用することで、注文の遅延を最小限に抑えることができます。また、サポートが日本語で受けられるため、トラブルが発生した際にも迅速に対応してもらえる点が魅力です。

一方、海外VPSは海外FX業者を利用する際に取引しやすい環境を構築できます。特に、海外FX業者の取引サーバーに近いVPSを選ぶことで、より遅延が発生しにくい環境で取引ができます。また、海外VPSは国内VPSと比べて料金が安いことが多く、コストを抑えたい人にとってもおすすめです。

しかし、海外VPSを利用する際には、日本語でのサポートが受けられないことが多いため、トラブルが発生した際には英語での対応が必要になる場合があります。また、国によっては通信環境の安定性に差があるため、利用する地域を慎重に選ぶことが重要です。

国内VPSと海外VPSのどちらを選ぶかは、利用するFX業者や取引のスタイルによって異なります。国内FX業者を利用する場合は国内VPS、海外FX業者を利用する場合は海外VPSが推奨されます。

FX自動売買にVPSを利用するメリット

ここからは、FX自動売買にVPSを利用するメリットについて解説していきます。

  • 24時間安定した取引環境を確保できる
  • 通信遅延を軽減できる
  • 電気代を節約できる
  • 無料のVPSサービスもある

FXの自動売買にVPSを利用する方は、上記のメリットを理解しておきましょう。

24時間安定した取引環境を確保できる

FX自動売買では、迅速に取引するために24時間稼働し続ける環境が必要です。しかし、個人のパソコンを一日中稼働させることは難しいのが現状です。例えば、停電やパソコンの故障、インターネットの不具合などが発生すると、取引が中断されてしまいます。

そこで、VPSを利用すれば、専用のサーバー上で自動売買システムを稼働させることができ、安定して取引ができます。VPSは、万が一のトラブルにも対応できる仕組みが整っており、定期的なメンテナンスが実施されているため、高い稼働率を誇ります。

さらに、VPSは遠隔操作が可能であり、スマホやタブレットからもアクセスできるため、外出先からでも取引状況を確認し、必要に応じて設定を変更できます。安定した取引環境を維持するには、VPSの導入は必須でしょう。

通信遅延を軽減できる

FX取引では、価格の変動が一瞬で起こるため、注文の速さが利益に大きく影響します。特に、自動売買を行う場合、通信の遅延が発生すると、意図したタイミングでの注文ができなくなり、損失が発生する可能性があります。

一方、多くのVPSサービスにおいて、FX業者の取引サーバーに近いデータセンターを利用しているため、注文の処理速度が大幅に向上します。特に、スキャルピングや自動取引を行うトレーダーにとっては、わずかな遅延でも取引結果に大きな影響を与えるため、VPSを活用することが非常に重要です。

自宅のインターネットが不安定な場合でも、VPSを利用すれば、取引の安定性を保つことができるでしょう。

電気代を節約できる

FX自動売買を行う場合、パソコンを24時間稼働させることが一般的ですが、その分電気代がかさみます。特に、高性能なパソコンを使用している場合、消費電力が大きくなり、より電気代が高くなる原因となります。

一方で、VPSを利用すれば、自宅のパソコンを稼働させる必要がなくなり、電気代を節約できます。VPSは、データセンター内で運用されているため、個人で運用するよりもコストも抑えられます。

VPSの月額料金と自宅の電気代を比較すると、VPSの方が経済的に安いケースが多いため、電気代を節約したい方は、VPSの導入をおすすめします。

無料のVPSサービスもある

VPSを利用する場合、一般的には月額料金が発生しますが、一部では無料で提供されるVPSがあります。

無料のVPSサービスを利用することで、コストを削減しながらも安定した取引環境を確保できます。ただし、VPSサービスでは取引速度や稼働率が劣る場合があり、自動取引には向いていない場合がほとんどです。そのため、事前に利用条件を確認し、自分の取引スタイルに合ったVPSを選ぶことが重要です。

また、無料VPSの性能やサポート体制は提供元によって異なるため、詳しい情報については複数のサービスを比較しましょう。

特に、各VPSによって使い方も異なるので、確認しておきましょう。

FX自動売買にVPSを利用するデメリット

次に、FX自動売買にVPSを利用するデメリットについて解説していきます。

  • 有料VPSは初期費用・月額料金がかかる
  • システムトラブルが発生するリスクがある
  • サポート体制が充実していないVPSサービスもある
  • VPSの初期設定が複雑に感じる

サポート体制が充実していないVPSサービスは、トラブルの際に迅速に対応してくれない場合があるので、注意しておきましょう。

有料VPSは初期費用・月額料金がかかる

FX自動売買でVPSを活用する場合、多くのサービスが有料で提供されており、初期費用がかかり月額料金がかかります。初期費用や月額料金は、提供会社によっては異なりますが、高性能なVPSほど料金が高い傾向にあります。

そのため、VPS初心者の方やコストを抑えたい方は、料金プランを確認し、できるだけ低価格のVPSを利用しましょう。

システムトラブルが発生するリスクがある

一般的なPCと比べると、VPSは安定して稼働しますが、それでも障害が発生するリスクはゼロではありません。

例えば、VPSを使用中にデータセンターで通信障害が起こった場合、一時的にVPSが停止し、FX自動売買が正常に動作しなくなるリスクに注意です。また、VPSのソフトウェアに問題が生じることもあり、アップデートやメンテナンスの影響で一時的に使用できなくなることも考えられます。

システムトラブルなどのリスクを最小限に抑えるためには、VPSの稼働率や稼働状況を定期的にチェックし、バックアップを取ることが大切です。

サポート体制が充実していないVPSサービスもある

VPSのサービスによっては、サポート体制が十分でない場合があります。特に、低価格なVPSや海外のVPSサービスを利用する際には、トラブル発生時に適切なサポートを受けられないことがあります。

FX自動売買にVPSを利用する場合、サーバーの障害や設定ミスなどが発生すると、取引に影響を及ぼす可能性があるため、迅速に対応してくれるサポート体制が整っているVPSを選定することが重要です。しかし、サポート対応がメールのみであったり、日本語に対応していなかったりすると、解決するまでに時間がかかることもあります。

そのため、契約前にVPSのサポート体制を確認することが大切です。日本語サポートに対応しているか、サポートの受付時間が24時間体制かどうかなどをチェックし、万が一の際に迅速な対応が受けられるVPSを選択することが推奨されます。

また、不具合や故障した際の保障についても確認しておきましょう。

VPSの初期設定が複雑に感じる

VPSを初めて利用する場合、初期設定が複雑に感じることがあります。特に、FX自動売買の環境を整えるためには、OSの設定やMT4・MT5などの取引ツールのインストール、リモートデスクトップの設定などを行う必要があります。

また、VPSの種類によっては、LinuxベースのOSが使用されていることもあり、コマンド操作に不慣れな場合にはさらに難しく感じるかもしれません。WindowsベースのVPSを選択すれば、比較的簡単に設定できることが多いですが、それでもある程度の知識が求められます。

そのため、VPSの初期設定の際にはマニュアルを見つつ行いましょう。また、設定代行サービスを提供するVPSもあるため、不安な場合は専門家に依頼するのも一つの方法です。

FX自動取引用VPSに必要なスペック

ここからは、FX自動取引用VPSに必要なスペックを紹介していきます。

  • CPU:最低2コア以上
  • メモリ:最低2GB以上
  • ディスク:SSDを推奨
  • OS:Windowsを推奨
  • 用途:FX専用VPSを推奨

最低でも下記5つは満たすようにしましょう。

CPU:最低2コア以上

FX自動売買においては、CPUの性能が取引の処理速度に大きく関わります。VPSのCPUが1コアなど小さい場合、注文の処理が遅れたり、スムーズに動作しなかったりする可能性があります。そのため、最低でも2コア以上のCPUを搭載したVPSを選ぶことが推奨されます。CPUの性能が高ければ高いほど、処理速度が向上し、取引の遅延を減らすことができます。

メモリ:最低2GB以上

VPSのメモリ容量も、FX自動売買において重要な要素です。メモリが不足すると、取引プログラムの動作が不安定になり、最悪の場合はVPSがクラッシュする可能性があります。一般的に、最低でも2GB以上のメモリを搭載したVPSを選ぶことが推奨されます。

特に、複数の取引プラットフォームやインジケーターを使用する場合は、より多くのメモリが必要になります。メモリ容量が十分であれば、取引の処理速度が向上し、安定した環境を維持することができます。そのため、余裕を持ったメモリを搭載しているVPSを選びましょう。

ディスク:SSDを推奨

VPSのディスクにはHDDとSSDの2種類がありますが、FXの自動取引にはSSDを推奨します。SSDはHDDと比べてデータの読み書き速度が高速であり、システムの起動や取引の処理速度が向上します。そのため、取引がスムーズに動作しやすくなります。

特に、FX自動売買ではリアルタイムの情報処理が求められるため、HDDを使用すると、注文の処理が遅くなる可能性があります。

しかし、SSD搭載のVPSを選ぶことで、より安定した取引環境で取引を行えます。

OS:Windowsを推奨

VPSのOSにはWindowsとLinuxの2種類がありますが、FX自動売買にはWindowsを推奨します。多くのFX自動売買ソフトウェアはWindows環境で動作するように設計されており、互換性の問題を避けるためにもWindowsを選ぶのが安全です。

また、Windowsにはリモートデスクトップ機能が標準搭載されているため、比較的簡単にVPSへの接続ができます。特に、MT4やMT5といった取引プラットフォームを利用する場合、Windowsを使用しましょう。

用途:FX専用VPSを推奨

FX自動売買を行う場合はFX専用VPSを選ぶことを推奨します。FX専用VPSは、FX取引用に取引の安定性を重視して設計されており、品質や稼働率が高いです。

一方で一般のVPSでは、設定に手間がかかったり、ネットワークの遅延が発生したりする可能性があるため、FX専用のものを選ぶようにしましょう。

FX向けVPSの選び方

次に、FX向けVPSの選び方について解説していきます。

  • 自分の予算内に合った価格から選ぶ
  • 国内VPSか海外VPSのどちらにするか決める
  • 必要最低限のスペックが搭載されているVPSを選ぶ

それぞれ見ていきましょう。

自分の予算内に合った価格から選ぶ

VPSを選ぶ前に、まずは自分の予算をしっかりと確認することが大切です。VPSには無料のものや有料のものまで価格帯が広く、高性能なVPSほど初期費用や月額料金がかかります。

あまり予算をかけたくない場合、無料VPSや低価格な海外VPSを利用するのが良いでしょう。

しかし、無料や低価格なVPSでは、有料VPSと比べて取引速度や稼働率が劣るものが多いので、注意が必要です。

国内VPSか海外VPSのどちらにするか決める

VPSを選ぶ際には、国内VPSと海外VPSのどちらを選ぶかも重要です。国内VPSは、日本国内にサーバーが設置されているため、国内FX業者を利用する場合に接続が安定しやすいです。また、日本語サポートに対応しているため、万が一トラブルが発生した際にも安心です。

一方、海外VPSは、国内よりも安価な場合が多く、コストが抑えられています。しかし、日本語サポートに対応していなかったり、国内VPSに比べて通信速度が劣る場合もあるため、注意が必要です。

どちらを選ぶかは、自分が利用するFX業者や取引スタイル、予算に合わせて決めると良いでしょう。

必要最低限のスペックが搭載されているVPSを選ぶ

FXの自動売買をするためには、必要最低限のスペックが搭載されているVPSを選定することが重要です。VPSのスペックが低すぎると、自動売買ツールの動作が不安定になったり、取引速度が遅い場合があります。そのため、FX自動売買をする際には、先ほどお伝えした最低限必要なスペックが搭載されているVPSを選ぶべきです。

FX自動売買用VPSに必要なスペックは、以下の通りです。

  • CPU:最低2コア以上
  • メモリ:最低2GB以上
  • ディスク:SSDを推奨
  • OS:Windowsを推奨
  • 用途:FX専用VPSを推奨

最低でも上記の全てを満たしているVPSを選びましょう。

FX用VPSを利用する際によくある質問

最後に、FX用VPSを利用する際によくある質問について回答していきます。

  • FXの自動売買にはVPSは必須?
  • FX用VPSの平均初期費用・月額費用は?
  • 国内VPSと海外VPSどちらがおすすめ?

気になる項目があれば、チェックしてみてください。

FXの自動売買にはVPSは必須?

結論ですが、FXの自動売買にVPSが必要というわけではありません。

自宅のパソコンを使って自動売買もできますが、電気代が高くなったり取引速度が劣るなどデメリットが多いため、あまりおすすめできません。そのため、VPSを利用することで、コストを削減しつつ安定した取引環境で取引を行えます。

FX用VPSの平均初期費用・月額費用は?

FX用VPSの平均初期費用・月額費用は、提供会社によって異なりますが、一般的に平均初期費用は1,000円から3,000円程度で、平均月額料金は1,000円から5,000円程度です。

一方、無料で利用できるVPSもありますが、有料VPSと比べてCPUの性能やメモリ容量、ストレージ容量、通信速度などが劣る場合がほとんどなので、できるだけコストを抑えたいという方におすすめです。

国内VPSと海外VPSどちらがおすすめ?

FX用のVPSを選ぶ際に、国内VPSと海外VPSのどちらが適しているかは、利用目的によって異なります。

国内VPSは、国内FX業者を利用する場合、安定した通信速度で取引ができます。また、日本語サポートに対応していることが多く、トラブルが発生時に迅速に対応してもらえます。

一方、海外VPSは、国内VPSと比べて低価格なため、コストを抑えられます。低価格ながらも取引速度が速く稼働率が高いVPSもあるため、おすすめです。

しかし、海外VPSは、日本語サポートに対応していない、通信速度が遅くなるデメリットがあるため、注意が必要です。

どちらを選ぶにしても、VPSの安定性やサポートの質を考慮し、しっかりと比較して選択することが大切です。

VPSを活用したFX取引のまとめ

今回は、FX用のVPSについて解説いたしました。

VPSとは「仮想専用サーバー」のことで、インターネット上に設置された仮想的なサーバーのことです。

国内・海外のVPSがありますが、サポート体制が充実しており、稼働率が高く安定した取引環境を求めている方は、国内VPSがおすすめです。

また、FX自動売買の際にVPSを活用する方は、下記の必要スペックを抑えておきましょう。

  • CPU:最低2コア以上
  • メモリ:最低2GB以上
  • ディスク:SSDを推奨
  • OS:Windowsを推奨
  • 用途:FX専用VPSを推奨

本記事が参考になれば幸いです。